短歌書籍紹介
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短歌書籍紹介

歌集編


『吉井勇歌集』 吉井勇 (岩波文庫) 定価630円(税込み)
おすすめ度★★★★
難解度★★

寂しさに加茂の河原をさまよいて蓬を踏めば君が香ぞする

叱られてかなしきときは圓山に泣きにゆくなりをさな舞姫

酒と愛欲の青春を詠い、明治期の若者たちを魅了した処女歌集「酒ほがひ」、東洋的閑寂の境地「人間経」「寒行」など、明治の歌人、吉井勇の代表的な歌集の短歌を収録した自選歌集です。

かにかくに祇園は恋し寝るときも枕の下を水のながるる

京都の祇園に歌碑のあるこの歌は、吉井勇の歌の中でも特に有名なもののひとつでしょうか。
京都を深く愛した吉井勇の哀愁漂う歌は、今も多くの人に支持されています。
ぜひ一度その魅力あふれる世界に触れてみてください。

この歌集に収録されている短歌自体は旧かなの文語体ですが、それでも分かりやすい言葉で詠まれているためにそれほど難解には感じないと思います。


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