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短歌書籍紹介
古典編
『山家集』 西行 佐々木信綱(岩波文庫) 定価693円(税込み)
おすすめ度★★★
難解度★★★★
願はくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月のころ
さまざまの神話に彩られた漂泊の歌人、西行法師の歌集。
藤原定家を「言葉の天才」とするなら、西行は「心の天才」と言えるでしょうか。
いざ今年散れと桜を語らわんなかなかさらば風や惜しむと
本書は新古今和歌集に最も多くの歌を取られている西行の歌集であり、また後の多くの歌人に影響を与えた歌集として非常に価値のあるものだと思います。
実際に、現代の目で見ても共感できる歌が多く、時に現代歌人の歌かと思ってしまうこともあるぐらいです。
ただ、そうは言っても本歌集は古典和歌集であり、しかも文庫本サイズの一ページにぎっしりと和歌が詰められているために、少々読みにくいかも知れません^^;
年配者の方はそのあたり(印刷文字の小ささ)のことも考慮に入れておかれたほうがいいと思います。
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