短歌書籍紹介
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短歌書籍紹介

歌集編


『プーさんの鼻』 俵万智 (文芸春秋) 定価1300円(税込み)
おすすめ度★★★★
難解度★

「サラダ記念日」で一世を風靡した俵万智さんの八年半ぶりの第四歌集。

「とんちんかん」と書かれたページで子は笑う必ず笑う「とんちんかん」で

など、子育ての喜びに満ちた日々を独特の感性で捉え詠い上げる。
短歌を作ったのではなく作らされてしまう、と俵さんの表現されているとおり、この歌集の歌は子育てというものが新しい「発見」の連続であることを教えてくれているように思います。

大人が普段当たり前にみているものが、子供の目線を通すだけでこうも違った世界に見えるのかと感動させられる魅力あふれる歌集です。
この歌集を読むと、「短歌は、私と愛しい人のあいだに生まれる。」という俵万智さんの言葉にも、自然に納得させられます。


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