短歌書籍紹介
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短歌書籍紹介

歌集編
『無援の抒情』  道浦母都子 (岩波現代文庫) 定価:945円(税込み)
おすすめ度 ★★★★★
難解度★

全共闘時世代の闘いと愛と孤独をうたい、日常の風化に抗する意思表示として熱い同時代的共感を呼びおこした歌集「無援の抒情」を中心に、その後の歌集より自薦した四百首を加えた。

明日あると信じて来たる屋上に旗となるまで立ちつくすべし

ガス弾の匂い残れる黒髪を洗い梳かして君に逢いにゆく

君のこと想いて過ぎし独房のひと日をわれの青春とする

など、全共闘世代の若者の、純粋な心の叫びがここに記されているように思います。
生きるとは戦うこと、ならば詠うこともまた戦うことなのでしょうか。
道浦母都子さんの青春の叫びを通して、そんなことを考えてしまいました。


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