短歌書籍紹介
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短歌書籍紹介

古典編


『万葉を行く』 米田勝 (朝日新聞社) 定価2100円(税込み)
おすすめ度★★★
難解度★★★

我が国最古の詩歌集、『万葉集』。
本書はその万葉集をもとに、代表的な歌が詠まれた明日香や奈良など大和盆地在住の著者自身がその土地を訪ね歩こうという趣旨で編集されています。

内容としては地図や写真を多用して、その土地を知らない人にも目で楽しめるように配慮がされています。
非常に意欲的で興味深い内容ですが、欲を言うならばもう少し大和盆地全体を分かりやすく一目で見渡せる地図もほしかったようにも思います。

とはいえ、一般のガイドブックなどには載っていないような歌枕(歌に詠みこまれた土地など)も紹介されているので、これから万葉集めぐりの旅に出かけようと思われている方などには一度読んでみてほしいと思います。
万葉集の歌を読みながら、掲載されている写真や地図を眺めるだけでも充分楽しめますしね。


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