短歌書籍紹介
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短歌書籍紹介

古典編


『万葉集の時代』 渡辺守順 (ニュートンプレス) 定価1050円(税込み)
おすすめ度★★
難解度★★★★

我が国最古の詩歌集、『万葉集』。
本書はその万葉集が詠まれた時代の歴史・歌人・風土などについて、一般向けに分かりやすく解説した書籍です。

内容としては、万葉集の歌が詠まれた背景や歌人などについて、その歌が詠まれた風土をとおして解釈しようという趣旨のために、その土地に詳しい人以外には多少取っ付きにくさを感じるかもしれません。
ただ、ご存知のとおり万葉集の歌には歌枕(歌に詠みこまれた土地の名)などが多く出てくるために、そこを無視しては通れないというのも事実です。

また、当然その歌が詠まれた時代背景などを理解することで、歌についてのより深い理解が得られるというのも否定できない事実でしょう。

本書は短歌だけでなく、歴史や風土的な部分に説明の大半を割いているために難解度は多少高いですが、万葉集をさらに深く理解したいと思われる方にはお勧めできる書籍だと思います。


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